関東で忙しく仕事をしていた頃、平日はあっという間に時間が過ぎていく。
自分のために時間を使いたいけど、仕事の疲れでご飯を食べてはYouTubeをぼーっと見るのが癖になっていた。仕事では毎週のように課題が降りかかってどうも落ち着かない。
金曜日の仕事終わりに部屋でビールを飲んでいたとき、ふと思いついた。
「そうだ!うまい魚、食いに行こう」
一人暮らしで魚料理なんて作るの大変だし、昼から美味い魚を食べたい。
日帰りで美味い魚を楽しめる場所なんてあるのか。
ーーそんな僕が思いついたのは、静岡県・沼津市(ぬまづし)
「沼津の魚が世界で一番美味しいぞ!」
大学生の合宿免許で会った人が教えてくれた。東京から電車で約2時間半かけて、静岡県へ。
さらに、帰り道では熱海でプリンという“甘い寄り道”も。
(今は北海道に移住した今だからこそ、嫉妬する。)
都心からたった2時間半で味わえるこの“プチ贅沢”は、休日における“最高のご褒美”
ちょっと贅沢な週末。グリーン車から始まる“ひとり旅”

朝7時すぎ。大宮駅から乗り込んだのは上野東京ラインの熱海行き。
今日はプチ贅沢でグリーン車で向かうことに。窓際の席に腰を下ろした瞬間、旅が始まった気がした。

平日の疲れを癒す静けさと、窓の向こうに流れる街並み。隣では熱海に行くであろう家族連れやカップルの姿もあった。缶コーヒーを片手に街の風景を眺めながら“何もしない”時間を楽しむ。
たったそれだけで、心がゆるんでいく。
沼津港で、うまい魚を味わい尽くす!


沼津駅から歩くこと15分。
通りを歩くと、看板には「新鮮!」や「獲れたて!」の文字がズラリ。
中には新鮮な魚や貝類を買ってすぐに浜焼きで食べられるお店もあり、「うまい魚を食う!」への気持ちが頂点まで上がってきた。




沼津港。お昼前なのに観光客や地元の人で賑わっていて、どの店も活気がすごい。
今回は沼津港でも屈指の人気を誇る「魚河岸 丸天」へ。ボードの上にズラーっと書かれたメニュー表には美味しそうなメニューがいっぱい。他のお客さんは名物のかき揚げ丼や海鮮丼などを注文していたが、メニュー表に書かれたおすすめメニューも注文してみることに。



今回は「刺身盛り定食」と「赤えびの天ぷら」を注文。刺身はどれも新鮮でご飯との相性が最高すぎる。この量は東京では味わえないだろうな。赤えびの天ぷらも美味すぎるし、平日の忙しい休憩時間ではこんなに美味しいご飯は食べられないよな…って、ニヤッと想いにふけていた。
(そして、定食のお味噌汁はおかわり自由なので…! 最後の〆にピッタリですよ!)


ご飯を食べた後は沼津港近くの防波堤でゆったり。いつもは高層ビルが連なる景色ばかりだから落ち着く。海の向こうにはどんな景色が見えるのかと考えながらぼーっとする時間もいつもにはない時間で幸せな時間だった。
熱海へ寄り道。人気の熱海プリンを堪能!

大満足で熱海港をあとにして、東海道線に乗って熱海へ。
ちょっと移動するだけで沼津とは違った“新たな世界”が待っていた。
目的は熱海で大人気の「熱海プリン」

昭和レトロな街並みが誇る熱海の商店街を抜けた先に長い行列が続く1軒のお店。食べたい気持ちを抑えて待つこと15分で店舗前に到着した。ケースに数ある熱海プリンの中から「熱海プリン カラメルシロップ付き」を購入。

樺さんをモチーフとしたレトロ感あふれる牛乳瓶のような見た目が可愛い。これは街の風景と合わせて写真撮りたくなるな!っと商店街と合わせて写真をパチリ!
プリンはとろ〜り、なめらかなのが特徴。カラメルシロップとの相性も抜群でペロリと頂いた。
商店街のベンチに座って、ゆっくりとプリンを食べる時間。
“至福のとき”ってこういうことだと思う。
手軽で贅沢、週末の“ご褒美旅”をもっと身近に
移動手段は、JR東日本の「休日おでかけパス」が便利。
熱海方面だと小田原まで乗り放題で、大宮からは片道でほぼ元が取れる優れモノ。東京発でも往復でトントンくらい。
乗り換え自由で自由度も高いし、グリーン車と組み合わせれば、コスパと快適さの両取りができる。
📎 休日おでかけパスの詳細はこちら:
JR東日本「休日おでかけパス」公式情報ページ

遠出が難しい人でも、沼津の美味い魚と熱海の甘味を巡るプチ贅沢旅なら手の届く範囲。
せわしない日常をちょっと抜け出して、「プチ贅沢を楽しむ休日」、してみませんか?
ではまた。