こんにちは。ばりゅーです。
あなたは旅行の交通手段として船を利用したことはありますか?新幹線や飛行機よりも目的地へ時間がかかる船ですが、フカフカのベッドにお酒を飲みながらゆっくりと旅が楽しめるなど魅力がたくさんあります。今ではほとんど姿を消した寝台列車のように、夜遅くに出発して朝イチで目的地へ着けるのは船旅だけの楽しみかもしれません。
日本全国に航路がありますが、今年10月からあるニュースが飛び込んできました!
津軽海峡フェリー 青森-室蘭間 就航!!
https://www.tsugarukaikyo.co.jp/
青森-函館を運行するお馴染みの津軽海峡フェリーが新しい航路を作りました。
時間的にトラック輸送がメインですが、北海道への旅が楽しくなる予感がしますね〜
♦︎運行ダイヤ
室蘭発 20:00 → 青森着 翌日03:00(航海時間7時間)
青森発 09:00 → 室蘭着 15:45(航海時間6時間45分)
※室蘭発(日曜日)、青森発(月曜日)を除く1日1往復
船旅は自動車を乗せることができたり、バイク仲間で船の時間を楽しむことができます。
しかし、、、
船旅には、少し怖いポイントが……
航路が時化の影響でゲロ船に化ける可能性があること!
特に、北海道や沖縄など長距離航路はゲロ船になることが多く
ネット上では「エチケット袋が船内から消えた・・・」「揺れのせいで船内が静まりかえっている…」など書かれているケースも。
さて。
今日は日本全国の船に乗船したフェリニストの天パ少年が記憶に残るゲロ船ランキングを発表します。このランキングは2021年にも公開しましたが、月日を経て更新することになりました。
初めて船に乗ってから約6年
これが、日本が誇るゲロ船ランキングだ!
日本全国ゲロ船ランキング2023
<出場選手>
僕がこれまでに乗船したフェリー・大型客船は19!!
ハートランドフェリー(稚内-礼文)
シルバーフェリー(苫小牧-八戸)
商船三井フェリー(苫小牧-大洗)
津軽海峡フェリー(函館-青森)
さるびあ丸(東京-大島,式根島,神津島)
橘丸(東京-八丈島)
おがさわら丸(東京-父島)
ははじま丸(父島-母島)
イル ド バカンス 三世号(熱海-初島)
オーシャン東九フェリー(東京-徳島)
東京九州フェリー(東京-新門司)
名門大洋フェリー(大阪南-新門司)
南海フェリー(和歌山-徳島)
フェリーあまみ(鹿児島-古仁屋)
マルエーフェリー(沖縄-与論)
マリックスライン(沖縄-与論)
八重山観光フェリー(石垣-竹富,西表)
フェリーはてるま2(石垣-波照間)
フェリーよなくに(石垣-与那国)
飛行機と同じぐらい、多くのフェリーや貨客船に乗っています。
この中からどの船がランキングに登場するのか楽しみです!
では! 日本全国ゲロ船ランキング2023
第3位から発表です!
第3位 おがさわら丸
おがさわら丸は東京・竹芝桟橋から24時間かけて父島・二見港を結ぶ定期船です。
おがさわら丸は船体が全長150メートル・重量11,035tと大型客船にもかかわらず、太平洋の外洋を貫くように走る航路は時期によって変化します。
おがさわら丸は離島好きの間では“日本一欠航が少ない船”と呼ばれています。
これは島民へ物資を運ぶ生命線として機能しているからですが、台風が接近しても航路に支障がなければ運行されます。
そのため、台風接近の海は大荒れ。
私が2021年8月に乗船したおがさわら丸は父島に1時間30分も遅れるほど荒れた海を進みました…
船体は波の影響で船体が持ち上がり、「ドゴーン!」と荒々しい音が船内に鳴り響きます。
久しぶりに「あっ、これは寝ないとヤバい(もうすぐ吐きそう…)やつだ!」となった旅路でした。
第2位 フェリーよなくに
ゲロ船とネットで検索すると、一番最初に出てくるのが「与那国 ゲロ船」
石垣島ー与那国島を片道4時間で向かうフェリーよなくには、数々の旅行者をゲロの海へ突き落としてきた魔物のような船です。
与那国島の周辺は渡難と呼ばれるほど、黒潮の影響を受けて海が荒れやすいです。
船内にはエチケット袋もありますが、船サイズとは思えないシンクがあるのも乗船したときは驚きました…
与那国島へ到着する寸前の縦揺れにより、船のベンチでダウン…
船を下船しても三半規管が破壊されて気持ち悪い時間が続きました。
乗船してから約5年経ちますが、、、
今でも忘れられないKOG(キング オブ ゲロ)の船でした。
フェリーよなくには週2回(石垣発:火・金 与那国発:水・土)運行のため、乗りたい方はカレンダーをチェックしてね!
第1位 フェリーはてるま2
ついに!
2021年版ゲロ船ランキング1位のハートランドフェリーからトップに立ちました。
フェリーよなくにと共に八重山諸島が誇る日本三大ゲロ船の頂点★
フェリーはてるま2
日本最南端の島・波照間島は石垣島から高速船で1時間とアクセス良きですが、就航率は50%と来島が難しい離島とも呼ばれていました。
特に海が荒れる1月〜3月は高速船の欠航率が上がり、貨客船(フェリーはてるま2)の方が来島できる可能性が高いです。
僕が波照間島から石垣島へ向かうフェリーはてるま2での航路が今も忘れない伝説の旅路となりました。港を抜けてすぐ、遊園地のバイキングに乗船したような縦揺れが始まります。甲板の横からは海水が噴き上げて水浸し、目の前で仕事で来島した工事関係者が何人もゲロゲロと吐いていました。
出港前に飲んだアネロンも効果なし!
“最強の酔い止め”でもダメでした…
フェリーはてるま2は週3回(火・木・土)運行のため、乗りたい方はカレンダーをチェックしてね!
一生モノの笑い話「ゲロ船」に挑戦してみては?
今年も日本ゲロ船ランキング2023をまとめてみました。
ゲロ船の面白いところは意外な場所から過酷な状況に陥ること!
実は、前回1位のハートランドフェリーがランキング圏外となる経緯がありまして……
大学生まで乗船した頃と違って、まったく揺れなくなってしまったんです!
あれれっ? 僕が体験したあのゲロ船は幻だったの?
また数年後にこのランキングは大きく変わっているのか?
それとも、八重山ニ大ゲロ船が君臨し続けるのか?
こればかりは僕も分かりません。
また、楽しみにしていてください。
そして、一生モノの笑い話「ゲロ船」に乗船したい勇気あるあなたを僕は応援します。
では、またどこかで。